アルフレッサ株式会社「ワクチンぷらっと」が医療機関の効率化にもたらすメリットとデメリットを紹介します。
メリット
• 24時間オンライン予約対応
接種希望者は、仕事や育児・介護などで診療時間内に電話予約ができない場合でも、24時間いつでもオンラインで予約が可能となり、利便性が大幅に向上する。
• 電話対応業務の削減
医療機関側では、ワクチン予約に関する電話対応の負担が大幅に軽減され、スタッフが本来の医療業務に集中できる。
• 在庫・予約・スケジュールの一元管理
ワクチン在庫や使用期限、接種予約を一括管理でき、予約データをもとにスケジュール管理が容易になる。
• 供給最適化と廃棄リスク低減
予約状況に応じてワクチン供給が最適化され、在庫の偏在や余剰在庫の廃棄リスクが低減する。
• 地域ごとの需要把握
エリア別需要管理システムにより、地域ごとのワクチン需要を正確に把握し、適切な供給が可能。
• デジタル化による業務効率化
システム導入により、予約管理・在庫管理・アンケート収集などが自動化され、医療現場のデジタル化が進む。
デメリット
• ITリテラシーやシステム導入コスト
医療機関やスタッフに一定のITリテラシーが求められ、システム導入や運用にコストや教育が必要となる。
• オンライン予約に不慣れな高齢者等への対応
オンライン予約に不慣れな高齢者や一部の利用者にとっては、従来の電話予約に比べてハードルが上がる可能性がある。
• システム障害やセキュリティリスク
システム障害時には予約や在庫管理に支障が生じる恐れがあり、個人情報の管理やセキュリティ対策も重要となる。
• 運用開始後の現場対応負担
システムに不具合や仕様変更があった場合、現場での迅速な対応やサポート体制が求められる。
「ワクチンぷらっと」は、医療機関の業務効率化と接種希望者の利便性向上、ワクチン供給の最適化という大きなメリットをもたらす一方、IT導入に伴う課題や一部利用者への配慮、システム運用リスクといったデメリットも存在します。
最後に
電子カルテの一番の問題はネットワークが別だということです。多数よいサービスはあるものの情報系ネットワークが必要なことが多く、回線を切り離している結果、連携が難しい。大手通信会社が接続を拒否するケースが多く断念せざるを得ない状況が続いています。
今後も、こうした課題が継続していくだろうと思います。セキュリティは最優先ですが柔軟な対応による効率化も重視していかないと病院のDXは進んでいかないと思います。
