帯状疱疹ワクチン「シングリックス」の定期接種化が実現
2025年4月から、帯状疱疹ワクチン「シングリックス」が定期接種化されることになりました。これは多くの高齢者にとって朗報です。これまで全額自己負担だった帯状疱疹ワクチンが、公費負担によって接種しやすくなります。
定期接種の対象者
新制度では、以下の方々が定期接種の対象となります:
• 65歳になる方
• 70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
• 100歳以上の方
• 60〜64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害を持つ方
また、50歳以上の方は任意接種として自治体の助成を受けられる場合があります。
シングリックスの優れた効果
シングリックスは不活化ワクチンで、その効果は非常に高いことが特徴です:
• 50歳以上での発症予防効果:97.2%
• 70歳以上での発症予防効果:89.8%
• 帯状疱疹後神経痛の予防効果:50歳以上で100%、70歳以上で85.5%
• 効果持続期間:10年以上
従来の生ワクチン(ビケン)と比較すると、シングリックスは予防効果が高く、効果の持続期間も長いという大きな利点があります。
接種の実際
シングリックスは2回接種が必要です。標準的には1回目から2ヶ月後に2回目を接種します。2ヶ月を超えた場合でも、6ヶ月以内であれば2回目の接種が可能です。
自己負担額は自治体によって異なりますが、定期接種の場合は生ワクチンで4,000円程度、シングリックスで12,000円程度となる見込みです。生活保護受給者は自己負担が免除される自治体もあります。
注意点
シングリックスは副反応の発現率が比較的高いことが知られています。注射部位の痛みや腫れ、全身症状として発熱や頭痛などが現れることがあります。ただし、これらの副反応は一時的なものがほとんどです。
また、接種間隔を守ることが重要です。1回目の接種から2ヶ月未満または6ヶ月を超えると、2回目の接種が助成対象外となる場合があります。
まとめ
帯状疱疹は50歳を過ぎると発症リスクが高まり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。特に高齢者では帯状疱疹後神経痛などの合併症リスクも高くなります。
シングリックスの定期接種化により、多くの高齢者が帯状疱疹の苦痛から解放される可能性が高まりました。ご自身の年齢や健康状態に合わせて、医師と相談しながら接種を検討されることをお勧めします。
自治体によって助成内容が異なりますので、お住まいの自治体の情報を確認することも大切です。
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